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適切ではない「AI」表現は、使わない
〇近年、「AIデマンドバス」等といわれる「AI」を使うデマンドバスシステムが流行っていますが、「AI」をどのように使っているかは、ほとんど説明されていません。
〇「AI」で配車するため、効率は倍に等と宣伝されますが、実際に当社の導入地域での「AI」システムへの転換が行われたところでは、すべてで利用者数は減少、すなわち効率は、逆に低下しています。
〇これは、近年の「AI」は、ディープラーニングを基本とするものですが、デマンドバスの配車は、選択肢が劇的に増えていく、組み合わせ問題であり、コンピュータでも計算困難とされるもののため、ディープラーニングでは計算や検索が困難なことと、また、そもそも対象が人口・需要の少ない地域であり、ディープラーニングに耐えるだけのデマンドバス利用のデータ量が得られないこと等によります。すなわち、デマンドバスは、「AI」には不向きといえます。
〇このため、当社は、近年の「AI」は適用しないで、従来のAI(人工知能)の充実に努めることとしています。
スマホ予約も、デマンドバスには不向きな面が多いため、使わない
〇また、近年「スマホ予約」も、デマンドバスに便利として、流行っています。
〇しかし、実際には、高齢者利用が多いこともあり、「スマホ予約」の割合は、極めて低いのです。眼の悪い高齢者には、難しいでしょう。
〇なお、「スマホ予約」の大きな問題点は、受付オペレータを介さないために、「スマホ予約」は、「自動予約・自動配車」となることです。
〇自動配車となると、乗車希望時刻に対して、予約指定は一発決め打ちとならざるを得ません。そのため、少しズラせば、効率よく組み合わせ配車ができることができないで、効率が悪いが希望時間に近い配車に決めていくことになりやすいのです。
〇こうすると、組み合わせてまとめて運ぶのを、別の車で運んだり、近いところを2度行き直したりすることとなり、配車効率は、半減近くに低下します。
〇これらにより、「AI」と「スマホ」は、デマンドバスにとって、魅力的にいわれますが、実際には、逆効果となっています。


〇当社は、このような流行には組みせず、誠実な技術を推進していくこととしています。
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長年の経験に基づく、現場志向の着実な技術
〇40年以上の長年にわたるバスの研究、およびソフト開発の経験を活かして、現場毎のキメの細かい精密技術とカスタマイズで対応します。
〇このため、単純化や画一化しやすいクラウド方式を採用しないで、現地サーバとリモートメンテナンスによる、柔軟性と高速性に優れたシステムとしています。
〇当社㈱AVプランニングは、バスの研究とシステム開発技術の両方において、先駆的かつ長年の経験を持った、稀有な会社です。
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〇無人化、自動化等は、一見経済的で便利なようになると思いがちですが、一方ではコミュニケーションや社会の交流等が減少する危惧 があります。
〇自由な足では、社会全体の自由な活動を確保することを目指しており、効率の裏に隠れた社会交流機能なども、システムに取り込むことを考慮しています。

